スクラッチアートで気をつけるべきことは?


スクラッチアートは、初期投資がそれほど高くないことも嬉しいポイントです。スクラッチ面の画用紙と専用のペンはほとんどの品でセットで売られていて、数枚セットで値段も100円~1,500円くらいと安価で手に入ります。有名な芸術作品のイラストがあったり、キャラクターものも多数ありますので、好みの作品に出会いやすいです。

 

ただ、注意点が3点あります。 一つは、スクラッチアートは一度削ってしまうと元には戻らないということ。当たり前のことではありますが、自由に削るタイプのスクラッチアートは失敗してしまう可能性も。慣れない人は、下絵のあるタイプのものから始めると安心です。

 

二つ目は削る専用のペンや代用するつまようじの先がとがっているということ。うっかり指をさしてしまったりすると怪我することがあるので注意が必要です。特に、小さな子どもと一緒にやる際は、十分注意して目を離さないようにしましょう。また、先が尖っているため、力を入れすぎると画用紙が破れてしまうことがあります。軽く滑らすようにきれいに削ることができます。

 

三つ目は、自分の力量に合わせたものを選ぶということ。華やかな図柄等に目を惹かれてしまいますが、華やかさに比例して難易度も上がります。無理をして疲れてしまっては本末転倒ですし、途中で挫折してしまうのはもったいないので、細かい作業が苦手な人は初心者向けの簡単な図柄から挑戦することをおすすめします。 どのような図柄でも、カラフルな虹色やシルバー、金の色が加わると綺麗で見ごたえのある作品になりますし、自分で線を足したり自由に塗りつぶすことによって、同じ図柄でも自分だけの図柄になります。ぜひ、好みの図柄を選んで完成させ、でき上がった喜びを味わってください。

 

疲れているときこそ細かい作業がおすすめ


仕事や家事、子育てで疲れているときは、無心になる時間を意識的に作ることが大切です。そんなとき、スクラッチアートなら目の前の作業に集中して、疲れや悩み事と距離を置くことができます。 スクラッチアートのセットは書店などで販売されているので、始めてみようか悩んでいる方は、ぜひ実物を見てみてくださいね。きっと、綺麗な色やホログラムに心が躍りますよ!

 

文/小野寺香織