■名家の嫁らしい言葉(麻里子さん/31歳/受付)
旦那は地元では有名な酒蔵の次男。でも家は長男が継ぐために修行中で、旦那は普通の会社員をしています。そんな名家ですから、舅も姑も威厳あるきちんとした人たち…そう思っていたのですが、舅はとんでもないセクハラ親父だったんです。 久しぶりに義実家に帰ったとき、たまたま舅と2人で話す機会がありました。しばらく話していると、舅が「胸が大きいね」と明らかに鼻の下を伸ばしながら言ってきたんです。(あの舅がまさか!?)。思わず耳を疑いましたが、しばらくして再度「胸が大きいね~」と。 しかも今度は、手を伸ばそうとしてくるではありませんか。(気持ち悪すぎる…)でもここで声を荒げて、姑の耳にでも入ったらとんでもないことです。そこで、苛立つ気持ちを抑えてこう言ってやりました。 「まさかそんなことをおっしゃるなんて。由緒正しい名家のご当主のお言葉とは思えません。近隣の方々やお姑様に知られたら、どう思われるでしょう」。名家の嫁らしく丁寧、かつ威嚇の気持ちを込めた言葉に、舅はおとなしくなりました。 それ以降、舅が私に下品な言葉を言ってくることはありません。