結婚当初のようなラブラブ感はないものの、うちの夫婦関係は良好…そう思っていたのは、どうやら妻だけかもしれません。ふとしたことから「旦那に嫌われている」と感じてしまった、そんな嘆きのエピソードをお聞きください。
「お前の話は聞きたくない」とバッサリ(朱理さん/38歳/会社員)
結婚9年目。子どもにも恵まれ、夫とはなんでも話し合っているし、家事分担もスムーズにできています。そのうえ、お互いの実家との関係も良好。なにひとつ悩みのない、夫婦・家族関係だと思っていました…あの日までは。
私が「夫から嫌われている?」と感じたのは、日常の些細なことがキッカケでした。ご近所の愚痴を言おうとしたときのこと。「ねぇ聞いて! 〇〇さんったらね…」と話し出すと、「お前の話は聞きたくないんだよ! いい加減にしてくれ!」と。
いままで聞いたこともない剣わしい口調で言ってきたのです。しかも、その顔は、信じられないくらい冷めた表情をしていたんです。あまりに驚いてしまい、「ご、ごめん。分かった…」と言うのが精一杯でした。
後に分かったことですが、旦那は私の日々の愚痴話を聞くことに、心底うんざりしていたようです。私は、信頼している旦那だからこそ、話を聞いて助けて欲しかったのに…。
この一件以降、私の悩みやストレスはどこにもっていけばいいのか分からず、ひとりで抱え込んでいます。正直、毎日辛いです。
スキンシップ完全拒否「いや、無理」はないでしょ!?(華子さん/37歳/パート)
PIXTA/buritora
恋愛結婚した夫とは、今年で結婚7年目。子どもは4歳と2歳の男の子2人で、とても手がかかって猫の手でも借りたい日々を送っています。
最初こそ、毎朝「いってらっしゃい」のキスで送り出していました。でも2人目出産後は育児に追われて余裕がなく、カリカリした表情もしていたんだと思います。触れ合うどころか、日々の会話の時間もめっきり減ってしまいました。
そんなある日、両親が遊びに来てくれたので、私と夫2人で外食に出掛けることになりました。久々の2人時間に、私はちょっとドキドキ。腕を組みたいな、と思って夫に寄り添ってみると…。
「いや、無理だろ」と、見事にかわされてしまいました。(え、嘘でしょ?)と思いながら再トライ。やはりかわされました。その場では「えー、ショック!」と笑ってごまかしましたが、ダメージが大きかったです。
せっかくの2人きりのデートも、その事が頭から離れず、十分に楽しめませんでした。あれ以来、旦那のことが怖くなってしまって、スキンシップもはかれません。
子どもを優先しすぎた果てに…(典子さん/40歳/販売員)
小4と小2の子ども、旦那の4人家族です。子育てはやっと落ち着いてきたと感じていますが、それでも子ども優先の生活には変わりありません。
宿題や忘れ物のチェック、習い事の送迎、クラブ活動など、仕事後も子どもの世話がたくさんあります。子どもたちが寝るまでは、本当に毎日が戦争のよう。
ひと段落して、お茶を入れて座ろうとしたら、「俺も寝るわ」と旦那はテレビを消してスッと居なくなるのです。子どもの前ではいい父親をしていますが、私と2人の時間になると素っ気ない態度をとります。
おそらく、いままで私が子ども優先で、旦那のことを疎かにしてきたのが面白くなかったのでしょう。でも、それは貴方が手伝ってくれなかったから…。
ワンオペ育児で大変だったのに、私は一体どうすればよかったの? 関係修復を試みていますが、もう気持ちが折れそうです。
文:芦名 柚希
看護師ライターとして活動。優しいものの家事レベルが極めて低い夫と結婚後、現在は3人の子どもの母親業に奮闘中。女性の多い職場や、ママ友の世界にも身を置き、世間の厳しさを実感。ブレずに、自分らしく生きていきたいと思う今日この頃です。