子どもの習い事で悩ましい「やめどき」のこと。楽しく通っているうちはいいのですが「やめたい」と言い出したとき、あっさりやめさせていいものでしょうか? 無理やり続けさせるのはどうかと思うけど、諦めグセがついてしまわないか…親としては悩ましいところです。実際に体験したママたちに、どんな対応をしたか話を聞きました。

 

 

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■「結果を残してやめた」という経験(涼子さん/37/事務員)

3歳のころからスイミングに通っていた娘。私は水泳が苦手で、小中学校で苦労したので「娘にはそんな思いをさせたくない…」と思って通わせていたんです。最初は泣いたり駄々をこねたりしていましたが、上達するにつれ楽しみに通うようになってきていました。 ところが、5歳になったある日。スイミングが「日曜」であることに不満を持ちはじめたのです。確かに出かけていても友だちと遊んでいても、スイミングに合わせて帰宅していたので「スイミングがなければもっと自由なのに」というのが娘の言い分。まあ、わからないでもありません。 十分泳げるようになっていましたし、やめることについては反対する理由もありません。でも、一時的な思いつきかどうか判断がつかなかったので「じゃあ、次のテストに合格したらやめようか」と提案してみました。 それから3回ほど不合格が続いたものの、見事合格した後にあらためて確認すると「やっぱりやめる」とのことだったので、そのまま退会しました。やり遂げてやめたのが良い経験になったのか、少し粘り強く成長したようにも思います。