不倫のペナルティといえば、いろんなことが予想できます。離婚の危機や家族崩壊の危機、不倫相手との修羅場などなど。そして社内不倫の場合は「職場のペナルティ」がつきものです。社内不倫がバレた結果、妻とは何とか和解したものの、「職場のペナルティ」の大きさにいまさら愕然とする夫に話を聞きました。
■本社オフィスから異動…その場所は(庸介さん/29歳/会社員)
ある日、仕事でミスした後輩女性が落ち込んでいたんです。気の毒に思って飲みに誘って話を聞いているうちに、情が移って不倫関係になってしまったんです。彼女と関係を持った翌朝は、自分の愚かさに頭を抱えました。 その後もたびたび関係を持つようになり、結局妻にバレてしまったんです。相当揉めたものの、不倫関係は断ち妻とは和解しました。私から言い寄ったのではなく、向こうから誘ってきたという点は理解してもらえたようです。 妻の方はなんとか落ち着いたのですが、社内不倫に対する会社からの処分は厳しいもの。働いていた本社オフィスから、別のオフィスへ異動させられてしまいました。しかもそれは妻の勤める病院からめちゃくちゃ近い場所! まるで、妻からじっと見張られてるようで…おまけに、近くには飲食店が少ないものですから、週に3回はお弁当。昼休みに妻の職場まで弁当を受け取りに行くのですが、妻の職場では私の不倫を知らない人はおらず…。 冷笑を浴びながら、妻に頭を下げて弁当を受け取る日々が、かなり辛いです…。これが不倫のペナルティってやつなんですかね。
■休憩室が男女別になったのは誰のせい?(啓利さん/32歳/会社員)
不倫相手は、結婚前につき合っていたこともある女性上司…つまり元カノと社内不倫をしてしまったというわけです。新入社員の頃、よく面倒を見てくれた先輩でもあったので、息子が生まれた後の結婚生活がギクシャクしていたとき、相談したのがきっかけで関係が再燃。 まさか、いまだに彼女が僕を恋愛対象として見ているとは、思っていませんでした。でも結局はバレてしまい、彼女は別の部署へ異動、僕も厳重注意に加え大幅な業務変更。慣れた仕事を手放すことにもなりました。 加えて、会社の休憩室でイチャついていたことも発覚してしまったため、「休憩室が男女別」にされる事態に。健全な社内恋愛をしている社員はかなり不満そうで「いったい誰のせいでこうなった?」「社内不倫したのは誰だ」という声が飛び交っています。 もし、自分が原因だと知れたら…毎日おびえながら仕事をしています。
■外回りの報告が尋問のよう(翔太さん/35歳/会社員)
外回りの営業ついでに同僚女性とたびたび食事をしたり、ときには仕事終わりにホテルへ行ったりと不倫をしていました。一緒に食事をしているくらいでは、目撃されても不倫とは思われませんし、少し時間差をつけて退社すれば怪しまれないと思っていたのですが…。 彼女が突然退職してしまい、その直後に不倫関係が会社に明らかになってしまいました。当然、妻にもバレて離婚の話まで出ましたが、心から反省していることを伝え、妻が決めたペナルティも受け入れ、なんとか和解しました。きっと子どもたちのことを考えたのでしょう。 でもペナルティは、会社からもありました。外回りのときの報告がより細かくシビアになり、ちょっとしたお楽しみをごまかすのはむずかしくなりました。帰社すると上司に呼び出され、営業報告…実際は尋問に近い時間です。 余計な時間がかかる以上に、いっさい信用のなくなった感じが辛いです。しかも女子社員の間では、不倫をしたことが知られていて。彼女たちの視線もキツく、慕ってくれていた後輩にまで冷たい目で見られている日々が続いています。