■親の資産を食いつぶす義姉(香澄さん/38/営業事務)

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私と主人は同じ会社の同僚。主人は地方から就職で都会に出てきた、優しくて純朴な青年でした。そんな主人の実家に結婚の挨拶で訪れてビックリ! 田舎とはいえ2000坪の広大な土地を所有する、お城のような家。敷居をまたぐときは足が震えました。 思いがけない玉の輿に浮かれていましたが、気になったのは独身の義姉の存在。私に対し、姑以上に「どちらの大学出身? ご両親は何を?」と質問責めでした。どうやら舅と姑は、長男である主人より義姉をかわいがっている様子です。 義実家は不動産を多く所有し、義姉は家族経営している不動産管理会社の代表取締役。休みも取り放題なので、マリンスポーツに旅行、英会話など、お金のかかる趣味も多く、私が子どもの世話をするのを横目に「子持ちは大変よねぇ、行ってきま~す」とハワイに出かけたことも。 ところが最近、義実家の外壁がボロボロになっているのを発見しました。「修理しないの?」と聞くと主人は「この家にはもう、お金がないんだ」と…どうやら過疎化で不動産の価値が暴落、会社も火の車。しかし義姉は贅沢の癖が抜けず、遊びまわっているようなのです。 もし会社が倒産でもしたら、年老いた両親を抱えた独身の贅沢アラフォー女はどうなるのでしょうか。最近妙に、うちの子どもたちにやさしいのも気になります。まさか将来、面倒見てもらおうと考えているんじゃないか…と、勘繰ってしまいます。