父親の育児参画はまだまだたりていない!?
では実際のところ、父親はどのくらい子どもと接しているのでしょうか? 厚生労働省が公開した「仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書 労働者アンケート調査結果」を見ていきましょう。
「現在担当している育児」を質問すると、男性からは「遊ぶ(77.2%)」という回答が最も多くあげられました。一方女性の結果では「食事をさせる(93.7%)」、「オムツの交換やトイレの助け(92.6%)」、「泣いたときや機嫌の悪いときにあやす(92.3%)」といった育児内容が。いずれも男性に20%以上の差をつけています。
理由をたずねたところ、「帰宅時間が遅くて育児ができない」と答えた男性は55.7%。次いで「配偶者に任せきりにしている」という理由が37.5%にものぼりました。ママっ子の子どもに振り向いてもらうためにも、子どもと関わる時間を増やしたいものですね。
文/古山翔