■反抗期の子どもへ接するときの心構え
・「親はどんなことがあっても子どものことを無条件に受け入れてくれている」という安心感を育んでもらう 無条件で受け入れてもらえているという安心感がないと、無意識に失敗をしたら後がないような心境になってしまい、やりたいことがあってもチャレンジできなかったり、安心感や愛を求めて恋人や将来のご家族を束縛するようになったり…。 とても褒められたことではない言動や行動を取っても、周りを思いやった素晴らしい配慮を見せても、「どんなあなたも無条件でありのままに受け入れている」そんな無条件の安心感が、大人になったときの自己肯定感に多大な影響を発揮します。これがあるから、たとえ失敗しても次はがんばろうと建設的に取り組むことができます。 ・子どもの安心できる居場所を作る どんなことがあっても親のいる場所なら無条件で愛して受け入れてくれる。そんな居場所を大人になっても感じられるように子どもに接してあげてください。 ・こういう大人になりたいと思ってもらえるよう、普段から楽しんで笑顔でいること 子どもが大人になりたいと思うか、大人になりたくないと思うか。より充実した人生を歩んでいくためには大切な要素です。今は反抗期のため、親に反発したりして尊敬とは程遠いように感じるかもしれません。 しかしいったん反抗期が静まってくると、こういう大人になりたいと尊敬できる親の背中を見て育った子どもは、自然と人生に意欲的になります。可能な範囲で笑顔あふれる楽しい雰囲気を自然と出せるようにしてみてください。 しかし親が心理的に苦しいときに無理をしてまで笑顔を作ると、子どもも無理をしているなと無意識に感じ取ってしまってあまりよくありません。親も無理をせず、自然体で人生を楽しむことが、子どもの人生を生きる意欲に深く関わっていきます。