有志議員の連盟による義務化の動きや、育休を取得した夫への会社の対応を巡る妻のTwitterなど、何かと話題になっている「男性の育児休暇」取得。実際に取得したという人は、残念ながらまだまだ少数派です。夫が育児休暇を取った妻たちに、育休中の生活ぶりや、良かったこと・期待はずれだったことなどを聞いてみました。

 

 

 

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■よき「育児パートナー」になれた(さりなさん/35/事務)

娘が生まれて生後半年までは私が、そこから1歳になるまでは旦那が、それぞれ半年ずつ育休を取得しました。バトンタッチ期間には1週間かぶらせて休暇を取り、離乳食の与え方や1日のお世話の流れなどを、しっかりレクチャーしました。 最初は「俺ひとりで大丈夫かなぁ…」と不安げだった旦那も、この徹底指導のおかげで自信がついたよう。おかげで旦那が休みの間、ひとりで家事も育児もこなしてくれました。旦那が復職してからは、私が時短勤務をすることに。 保育園の送り迎えは私がしていますが、その他は旦那もよく協力してくれます。体験したことで育児の大変さが分かったようで、「いまのうちに仮眠とっちゃいな」「買い物はネットスーパーで済ませておいたよ」と自発的に気を利かせてくれるように。 お互いに「今度の休日はひとりで出かけてきたら?」「来週は私が娘の相手しておくよ」と気遣うこともでき、育児をするよきパートナーになりました。