■母親ならではの特徴を武器に
ある就職情報サイトのアンケートによると、上司に求めることのトップ5は以下のような結果だったそうです。 1.信頼できる人柄
2.リーダーシップ
3.決断力
4.指示がわかりやすい
5.責任感 どれもリーダーとして必要な資質ですが、これらの要素を全て兼ね備えた人はなかなかいないでしょう。また、その人のキャラクターによっても目指すべき上司像というのは変わってきます。 しかし、ワーキングマザーに限って言えば、家庭でしていることを考えると、それほど難しいことではないのかもしれません。 子育てにおいて、子どもが悪いことをしたら叱る、良いことをしたりできるようになったりしたことがあれば褒めることを意識しているのではないでしょうか。また、子育てや家事のために、パパに具体的な指示を出す、子育てへの参加を促すということをしている方も多いのではないでしょうか。このように、家庭内ではママのリーダーシップを必要としている場面が多くあります。 家庭でのママの役割というのは、会社の上司としても必要な特性。家庭内ではマネジメントの対象は子どもやパパかもしれませんが、会社にきたら対象は部下です。愛情を持って、ともに成長していこうという気持ちで接しましょう。 そして、部下にとっても成長を促してくれる上司というのは心強いものです。家庭でできていることを生かすことが、理想の上司像に近づける第一歩になるでしょう。
■歓迎会やお酒の席での配慮
上司の重要な仕事のひとつに部下とのコミュニケーションがあげられます。仕事の節目には、飲み会などで苦労をねぎらうこともあるでしょう。お酒のおかげで普段は言えない部下の本音などを聞き出すこともできるため、飲み会は上司にとっても重要な機会となります。 しかし、帰宅が遅くなってしまう飲み会は、ママにとってはハードルの高いイベント。パパや両親などに子どもを見てもらえるのであれば問題ないですが、そうでない場合は飲み会を欠席しなければならないこともあるでしょう。 会社の雰囲気や家族のスケジュールなどに普段から目を向け、代わりに子どものお世話をしてくれる家族や、イレギュラーな参加状況を許してくれる社員への配慮も忘れないようにしましょう。その場合は、代わりにランチに誘ってコミュニケーションをはかるなどの代替案を用意しておくことがおすすめです。 アットホームな雰囲気の職場では、子ども連れで飲み会に参加するケースもあるようですよ。