■歩くことで得られるメリット!

歩くことが身体に良いことは周知の事実かもしれませんが、赤ちゃんは特に歩くことでさまざまなメリットがあります。 でこぼこした道や坂道、階段を歩くことによって、平らな道を歩くより重力負荷が3倍もかかります。負荷がかかることによって心肺機能が鍛えられますし、足腰の筋力が鍛えられます。 他にも、歩くことによって脳の神経系の発達を促してくれて、歩くことで血流が良くなるために脳への酸素が大量に送られて活性化してくれて、神経細胞同士の伝達がしやすくなって、記憶力向上にもなります。 子供は5歳までに脳の8割が成長し、12歳頃に完成するので、5歳までにたくさん歩かせることで子供の脳の発達に大きく違いが出てしまいます。 子供の発育に欠かせない「歩くこと」と、「スキンシップ」を同時にできるので、可能な限りベビーカーを使わずに手をつないで歩くことができると良いですね。 しかしながら、ベビーカーが大好きな子供もいますし、お母さんやお父さんの事情等、家庭によってさまざまでしょうから、子供がしっかり歩けるようになり、疲れにくくなってきた頃、2~3歳頃からベビーカーを使わずにお出掛けをする練習をしてみてはいかがでしょうか。 2歳を過ぎた頃から自我も出ますし、まだまだ甘えたい時期ですので、お母さんと子供の体調やご機嫌を考慮しながら試してみてください。


■まとめ

ベビーカー卒業にいつが正解とはありませんが、メリットとデメリットを考慮して、子供が自分で歩きたいと思えるようにできると良いでしょう。 そして、お出掛けの時に意味もなく常に抱っこをしていると、子供は歩くことよりも抱っこを選んでしまうので、「歩く練習をしよう」や、「お母さん、ここが痛いから歩いてくれると嬉しいな」等を伝えて極力歩かせるようにしてください。 歩くことの楽しさを知り、自分で歩くことを覚えればしっかり歩いてくれるようになります。お母さんと子供が無理のないように進めてみてはいかがでしょうか。