食物アレルギーを持つお子さんのママは、それこそ毎日、子どもの食生活に人一倍気を使っています。家ではママが見守れても、学校の給食や友だちの家、なかでも特に「姑が心配」というママも。その原因は正しい知識を一向に理解してくれない、アレルギーに対する姑の無理解にありました。ママたちの尽きない不安を取材しました。
■「パンはNG」って10回以上言ってる(みえさん/36歳/パート)
うちの息子は「小麦アレルギー」です。普段から原材料は欠かさずチェックしているし、米粉を使った手作りのお菓子を食べさせています。手間はかかりますが、息子を守るための努力なら惜しみません。ところが、その努力を踏みにじる姑に苦労しています。 小麦アレルギーがあることは説明しているのに、「お腹すいたでしょ、食べる?」と息子にパンを差し出すのは日常茶飯事。「あの、小麦アレルギーですから」「あら、ごめんなさい」…このやりとり、もう10回以上してるんですよ。一瞬食べたそうにする息子の表情を見るのも辛い。 (なんで同じこと何度も言わせるの?)とイライラが募るばかり。「たまには買い物でもしてきたら? 孫の面倒は私に任せて!」と言ってくれることもあるのですが、毎回お断りしています。こんな状況で預けたら、何が起こるか心配ですから…。