「老後2000万円問題」も記憶に新しい昨今、リアルに貯金を見直している人も多いと思います。自分たち夫婦の分だけでも相当大変なのに、嫁たちを襲ったのはなんと「義両親に老後資金がなかった」という、背筋も凍る恐ろしい現実…頭をかかえる妻たちの話をお聞きください。
■入学祝いが激減したわけ(麻由さん/38歳/専業主婦)
5年前、義姉の息子が小学校に入学したときのこと。義両親は入学祝いに、6万円もする高額ランドセルをプレゼントしていました。なのでうちの息子が入学するときも、同じくらいのランドセルを買ってもらえるものだと思っていたんです。 姑が差し出してきたのは、金の水引が輝くたいそう立派な祝儀袋でした。(これで息子が欲しがっている、ブランド物のランドセルをゲット! 一緒に買いに行かなくて済んでラッキーだった!)と思っていたんです。 でも、開けてびっくり…なんと、現金2万円!! あわてて夫に「ねぇ、お義母さんたちなにかあったの? お祝いの金額がかなり減ってるんだけど…」と聞くと「実はさ、投資に失敗したらしいんだよね」と言われ、さらにびっくり! どうやら舅が退職金を株につぎ込んで、大失敗をしたらしいのです。なけなしのお金でお祝いをしてくれたことは、ありがたく思うのですが…退職金があてにならないとなると、老後の生活が心配でたまりません。 そのうち義父母から、資金援助を求められる日がくるかもしれないと、急に胸騒ぎがしました。