社内運動会で大企業病を打破!


組織が大きくなることで、大企業病に悩まされる会社も多いようです。以前放送された『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)では、大企業病が蔓延化した村田製作所をピックアップ。大企業病を打破するための“とある策”を使い、成功した様子が紹介されています。

 

不況を乗り越え、売り上げは右肩上がりとなった同社。社員数も増えて順風満帆と思われましたが、組織が拡大されたことで社員同士のコミュニケーションが希薄になったそうです。そこで「なにか皆で一丸となれるものはないか?」と考えた結果、社内の人たちで運動会を行なうことに。企画立案や準備など普段の業務以外の仕事が増えたことで、社員からは不満の声が続出しました。しかし、いざ運動会が開催されると社員は一丸となって大盛り上がり。2カ月後には、当たり前のように他部署の人と話す風潮ができていました。率先して運動会の準備を行った社員は「結局、会社って人だと思う」とコメント。さらに「これからも良い組織を作っていきたい」と語っていました。

 

企業の体制だけでなく、仕事への考え方やモチベーションにも影響を及ぼす大企業病。マンネリ化した風潮を打破するには、社内コミュニケーションが重要なのかもしれませんね。

 

文/古山翔