■介護要員だから結婚を許したのに(香苗さん/31/医療系インテリアコーディネーター)

インテリアコーディネーターの仕事机
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結婚前、旦那の実家にあいさつに伺ったときのことです。姑から「香苗さんは、どんなお仕事をしていらっしゃるの?」と聞かれ、「病院や福祉施設で…」と答えたところ、姑が「あらっ! 立派なお仕事ねぇ~」と急にニコニコ顔。 そしていま、大姑に介護が必要になったときに、やっとその「笑顔のわけ」がわかりました。姑はいきなり私に向かって「香苗さんは慣れてるから、仕事を辞めてお義母さんの介護を…」と言い始めたんです。 「え? 私、介護なんてしたことありませんよ」と言うと、「だって病院で働いているって言ってたじゃない!」と、こわばった顔で私を見つめる姑。どうやら看護師や、介護士の仕事と勘違いしていたよう。 そこで初めて、医療系の「インテリアコーディネーター」であることを説明すると、唖然。そして「そんなの結婚詐欺だわ! 病院関係者だと思ったから結婚を許したのよ!」と、声を張り上げ始めたんです。 呆れた私は「勝手に勘違いしたのはそちらです。仕事を辞める気はありません!」ときっぱり言って、その場を後にしました。いまだに姑から恨みつらみのメールが届きますが、私のことを「介護要員」として見ていた姑とは、心置きなく縁を切れます。