【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

 

ライター名:大友優華

 

働くママの転職活動と聞くと、どんな印象を持ちますか?

 

独身なら転勤や残業も可能ですが、小さい子供がいるママは、勤務地や勤務時間に制約がありますよね。 そんな条件で雇ってくれるのは、みんなが嫌がる仕事か、昇進とは無縁の非正規雇用しかないだろうと思っていませんか? 幼い子を抱えて転職するのは難しいから、今いる会社に一生しがみついていくしかないと諦めているママや、 今の会社に不満はないけれど、定年まで働き続けるイメージが持てないとい声もよく耳にします。

 

実際に転職活動をしてみて気づいたことをまとめましたので、ぜひキャリアプランの参考になさってください。

20170412-1

【1.転職は売り手市場】 私が学生だった2001年頃は就職氷河期で、有名な大学を出ていても非正規雇用しか選択肢がないというケースもありました。 でも、今は違います。 転職サイトDODAの調査でも明らかなように、この2年間ずっと求人数が増え続けています。

https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

特に、事務アシスタントや企画管理などの内勤職が増えているようです。 人材不足の企業や急成長している企業が多いということですね。

 

【2.大手企業≠ママに優しい会社】 働きやすい会社ランキングなどを見ると、誰もが知っているような大手企業ばかりですよね。 てっきり、大手企業ならママでも働きやすいのではないかと思ってしまいますよね。 必ずしもそうではありません。 あくまでも新卒で採用した女性社員にとって働きやすいだけであって、子どもが幼いワーキングマザーを積極採用しているとは限らないのです。 そもそも、大手企業は応募するライバルも多いので、なかなかハードルが高いです。 応募しても返信すらないというのが実情。

 

また、女性が多い職場は女性が働きやすいというのも誤解です。 経験した方はおわかりかと思いますが、”女性の敵は女性”という状況に陥りがちです。 むしろ100名以下の企業のほうが、制度の柔軟性が高く、今いる社員とこれから迎える社員が使いやすい制度にしようという流れができています。 大小あわせて10社以上の企業に応募してみて、確信したことですが、マイナー企業こそママに優しい職場をつくる土壌が整っていると感じます。

 

【3.求人票に書かれていない情報】 残業少なめ!というキャッチコピーを掲げている会社でも、平均残業時間はどのくらいかと質問したら30時間/月という回答でした。 ワーキングマザーの感覚だと、毎日平均1時間以上も残業しているというのは『少なめ』ではなく『多め』ですよね。 また、勤務時間を9:00-18:00としている会社でも、短時間勤務制度があり、17:00に退社できる場合もあります。 ここまでは求人票に書いていないので、働きたい!と思った会社には直接そういった制度があるか尋ねましょう。 もし、時短でもいいから面接に来てほしいと言ってくれる企業があれば、それは、よほどの逸材と見込まれた証拠です。

 

最後に・・・

ママの転職は、エージェントサービスの利用がおすすめ。 求人の紹介をしてもらうだけでなく、最終的な年収の交渉や、面接対策など、すべて無料でやってもらえます。 仮にエージェントから紹介された求人に興味がなかったとしても、転職のコツや戦略を一緒に考えてもらえるのは心強いです。 たとえば、A社とB社の面接が進んでいるときに、先にC社の内定が出たけれど、無理を言って2週間ほど返事を保留したいときなど、エージェントがうまく調整してくれます。 ハンディキャップがあるからと弱腰になりすぎず、上手に交渉してくださいね!