■職歴欄を調整しよう

職歴欄はその記載の仕方によって、使用する行を減らすことができます。一般には入社に関して1行使用し、配属された部署について1行、異動があれば、その分行数を使用します。退職については簡単な理由をつけて1行を使用します。 配属された部署に関しての記載を削除してしまえば、入社、退職に関する記載を増やすことができます。 転職の回数が多くなってしまうと、これでも十分ではありません。その場合は、入社と退職を1行にまとめて記載します。退職に関しては、入社の後にかっこでくくって何年何月何日退職と記載すればよいでしょう。 これで1行につき1社の記載ができるようになります。 他にも、既存の履歴書を使用せずにパソコンで自作の履歴書を作成するという方法もあります。この場合は、行の間隔などは自分で調整することができるので、必要に応じて全体のバランスを調整し、行数を増やせばよいでしょう。 しっかりした職歴の内容に関しては、職務経歴書に記載し、履歴書は簡潔にまとめておくのですが、職歴が多く履歴書に記載しきれない場合も、職務経歴書を活用します。 履歴書への記載の方法としては、直近の職歴、勤務期間の長い職歴、履歴書を提出する会社に関係のありそうな職歴を記載し、最後に「詳細は職務経歴書に記載」といった一文を記載しておくとよいです。 セールスポイントとなる職歴をわかりやすく記載するというのが重要です。正社員としての経験が多い場合は、アルバイトなどは割愛してもよいです。

■転職回数が多いと面接では不利?

海外では、よほど短期での転職の場合は別ですが、一定期間務めたあとの転職は回数が多くても、スキルとみなされそれほど不利にはなりません。1社あたり3年ほど勤めていれば、その職種に関するスキルは身に着けていると考えることができます。 しかしながら、日本国内ではあまり転職が多いのは性格的に問題がありそうとみなされることもあります。何かあったらやめてしまうのではないか、忍耐力がないのでは?と考えられてしまいます。 以前であれば終身雇用が前提となっていたため、当たり前の考え方なのですが、現在はその終身雇用も崩れつつありますし、外資系の企業も増えてきて言うので、今では少し古い考え方であるといえそうです。 実際に、転職の多さは不利となることが多いのですが、面接の相手や会社によっても違います。そもそも転職回数は何回から多いとみなされるのでしょうか。これも面接官の感じ方次第ですよね。5回で多いと感じる人もいれば、3回で多いと感じる人もいるのです。