
■ヴィーガンとは? その特徴と理念
ヴィーガンとは、「動物の肉や魚そのもの以外にも、動物由来のさまざまな食品を口にしない」という思想を持つ人々を言います。 ヴィーガンという言葉が生まれたのは、1944年のイギリスでのこと。既存のベジタリアンの協会から、「動物由来の食物を一切摂取しない」という理念のもとで独立したのがヴィーガン協会です。現在では、以下のような理由でヴィーガンの思想を食生活に取り入れる方が増えてきています。 ・動物虐待防止のため・自然環境を守るため
・健康上の理由のため ヴィーガンが生まれた背景にあったのは、「全ての生物は平等に生きる権利と自由を持つ」という動物愛護の理念です。人間が食物のために動物を利用しようとすれば、動物の命を奪ったり、肉体的な負担を与えたりするケースも少なくありません。倫理上の理由でヴィーガンを実践する人々にとっては、自身の食生活により、現在の習慣に抗議の意を示すことを重要視しています。 また自然環境の破壊が問題になることも多い今、環境に負担をかけやすい動物由来食品を、積極的に避けようとする方も増えてきています。 こうした理念とは別に、純粋に自身の健康状態をより良いものにするために、あえてヴィーガンを実践する方もいます。 海外からのゲストも増えている今、日本国内でもヴィーガンメニューに対応したレストランなどが注目を集めています。身体に優しいメニューも多く、特に女性たちに人気が高まってきています。