無責任以上に厄介な「他力本願な部下」も…


責任感そのものを教育するのは難しいもの。「仕事を任せられないなら担当を減らしていくしかない」「こういう根本的な問題を指導する必要はない。“最初から責任感のある人”と入れ替えればいいだけ」といった声も少なくありません。

 

とはいえ指導する立場としては、なんとか部下を育てたいものですよね。ネット上にあがっている対処法を見ていくと、「本人にできるかどうか細かく聞いて、業務を完遂できる能力があるのか判断する必要があると思います」「まずは達成感を与えることが大切。責任感が薄いと主体的に動くことができませんが、1度達成感を覚えたら『自分の業務』への意識が高まる」などのアイデアがあがっています。

 

中には無責任を通り越した「他力本願な部下」もいるようで、「『助けてもらえる』と思ってるなら、自分から質問してくるようになるまで放置する。どうしてうまくいかないのかを考えさせたり、どんな迷惑をかけてしまうのか教えたほうがいいですよ」といった対処法も見られました。

 

しかし「部下が抱えてる問題の原因を、『無責任』だと決めつけてはいけない」との指摘も。「部下に当事者意識や責任感があっても、会社の管理体制がずさんだったら発揮できない」「責任感とは関係なく、ただ仕事ができないだけかも。仕事のやり方を具体的に教えるところから始めてみては?」「最初から『責任感がない』と決めつけるのは良くありません。まずは部下を取り巻く業務の環境や、仕事のフローに漏れがないかを確認すべき」などの意見が。