■頼るべきところは頼る

ドライな関係の方がいいというマニュアルと矛盾しているようですが、義両親は年齢が上がっていくと無価値観に襲われるようになります。 年齢が上がっていく過程で、誰からも頼りにされないと心がすさみ、家族といい関係が築けなくなることも出てくるのです。義両親にそんな兆候が見られたら、子供の面倒をお願いするなどして、何か役割を持たせるといいでしょう。 感謝したり謝ったりするのがストレスになる場合もあるので、あなたの気持ちとバランスを取りながら工夫してください。

 

4-2


■目に見えるストレスが出たらすぐ別居する

同居していると不思議なもので、「別居する」という選択肢が見えてこなくなります。どんなに辛くても「私が我慢すればいい」「いつか分かり合える」と自分を納得させ、同居を続けようとします。 しかし、ストレスで体に不調が出たり、あなたらしさを失ったりしているなら、夫に相談して別居を検討してください。放置していると、夫婦の不仲につながって離婚など最悪な結末を招くことになりかねません。また、あなた自身が体や心の病気になることもあるので、無理して同居を継続してはいけません。


■同居は奇麗事では乗り切れない

大人になると、実の親との同居も大変です。それが夫の親となると、上手く行かないことが出てくるのは当たり前。奇麗事だけでは、長く一緒に生活していくことは困難です。 義両親との関係は、家族というより会社の人との関係のように思っておくといいでしょう。適度な距離感を保ち、割り切りと協力のバランスを取り、義両親と正面から向き合わないことが大切です。 年齢や環境によって、義両親との最適な距離感はその都度変わっていきます。あなた1人で抱え込まず、その都度夫に相談しながら同居を乗り切りましょう。