新入社員には受け身・受動的という特徴が…
では実際、若手社員は仕事に対してどのような姿勢で望んでいるのでしょうか? 大手企業を中心に新入社員研修を行う株式会社ファーストキャリアは、研修現場での調査をもとに、「新卒・若手層育成」の調査結果を発表していました。
まず2019年度の新入社員に、「自分たちのプラス面」を質問。1位は「協調性がある、チームワークを大切にしている」という面で、38%を占めました。次いで「素直、真面目」が25%、3位には20%の割合で「成長力がある、成長に対して意欲的」がランクイン。
一方マイナス面のトップ3を見ていくと、38%の人は「行動力に乏しい、率先して動くことができない」という問題を自覚しています。さらに2位は「基本的に周囲の動きを待つ、受け身・受動的(30%)」、3位が「自らの発信が弱い、自身の意見を出せない(18%)」という結果でした。
実際にネット上では若手社員に対し、「『何かあった?』と聞かないと、状況を話し始めない」「言われたことはしっかりやりますが、裏を返せばただの『指示待ち状態』ですよね」「仕事という意識ではなくて、自分の成長や意欲が基準。だから仕事が遅くなる」といった指摘が上がっています。
今は仕事が遅くても、早くなれば貴重な戦力。色々と苦労は絶えませんが、頑張って育てていきましょう!
文/古山翔