気のなさそうな返事が返ってきたり、ささいなひと言で地雷を踏んだり…姑との会話って、なかなか弾まなくて難しいもの。でもそれって、考えてみれば当たり前のこと。世代も違うし考え方も違う、なにより嫁は「大切な息子を持って行った女」だったりするんですから(笑)。そんな難攻不落な姑と「うまくコミュニケーションできてます」と言うママたち。彼女たちの会話の極意とは、どんなことなのでしょう?

 

■話題は旦那ネタ…ただしポジティブ限定(ありささん/35/営業)

senior mother and adult daughter
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いまでも息子が大好きな姑は、私が話していても「旦那に関する話」のところしか聞いてません。興味の有無は、表情を見れば一目瞭然。 例えば、私が風邪をひいた話は「あら、流行ってるのね」のひと言で終了。なのに旦那だと「大変じゃない! 熱はあるの?」「病院には行ったのかしら?」「食欲はあるの? 消化にいいものじゃないとだめよ!」と大騒ぎです。



なので、もはや私の話の8割は「旦那」ネタ。最近はゴルフにはまっている、昨日は上司に褒められて喜んでいた、先週新しいスーツを買った…などなど。どんな些細なことでも、前のめりで聞いてくれます。

ただし、愚痴は絶対厳禁です。以前チラッと「最近、家のことをあまり手伝ってくれなくて…」と口にした瞬間、顔色が変わったんです。「毎日仕事してるんだから当然じゃない! あの子も疲れてるんだから!」と激怒されました。 いや、毎日働いてるのは私だって同じなんですけど…?! 出かかる言葉を必死に抑え(旦那ネタのなかでも、当たり障りのない内容だけにしておくべき)と学びました。