●魚介類で肝臓の働きをサポート 「二日酔いにはしじみ汁」と昔から言われていましたが、しじみには肝臓の働きをサポートするために必要なアラニンやオルニチンを含んでいることが分かっています。 アラニンには肝臓の働きを活性化して、血液中のアルコール濃度を下げたり、身体の中にアルコールがとどまる時間を少なくさせたりする作用があると言われています。 オルニチンには、肝臓の働きを活発にして、肝臓の傷などを修復する作用が期待されています。しじみは、二日酔いを予防するための強い味方と言えるでしょう。 また、貝やイカやタコなどに多く含まれているタウリンには胆汁の分泌をアップしたり、肝臓の酵素をサポートしたりすると言われています。アルコールの分解のスピードアップに役立ち二日酔いを予防してくれる食べ物と言えるでしょう。 ●Lシステインを含む卵もおすすめの食べ物 卵に含まれているLシステインには、肝臓のデトックス作用があり、毒素や老廃物の排出、さらには代謝を促して二日酔いを予防する作用が期待されています。 卵には二日酔いを予防する作用だけでなく、二日酔いになってしまった場合、二日酔いの症状を緩和する作用もある食べ物として注目されています。飲み会では、卵料理を積極的に取るようにすることで、肝臓の働きをサポートするようにすると良いでしょう。

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◆まとめ

二日酔い防止効果のある食べ物について見てみましたが、二日酔いの最大の予防策は、「飲み過ぎない」ことです。できるだけ心身ともにベストコンディションの時に、気の合った人たちと楽しい飲み会をしたいものですね。