■財形貯蓄のメリット4つ
では財形貯蓄には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なポイントは、以下のとおりです。 ・わざわざ自分で貯蓄をする必要がない
・給与から天引きされるので、最初から「なかったもの」として生活できる
・1年以上の財形利用で財形住宅融資が受けられる
・年金と住宅であれば、税制優遇を受けられる 共働きをしているはずなのに、なかなか貯金が増えていかない裏には、日常生活の中に何らかの原因が潜んでいる可能性があります。とはいえ自分たちにとっては、どれも普通の行動を捉えてしまいがちなもの。財形貯蓄で給与天引きにしておけば、その分をないものとして生活した上で、自動で貯金を殖やすことができるでしょう。 また財形住宅融資は、これから先住宅購入を検討している方にとって、非常に魅力的なメリットとなります。ローンを利用する際に財形住宅融資を受けられ、低金利でローンを組める可能性があるのです。 財形住宅融資を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。 ・いずれかの財形貯蓄を1年以上継続している
・申し込み前の2年間に預け入れをしている
・申し込み時に財形貯蓄残高が50万円以上
・勤務先からの援助(負担軽減措置)がある 期間や残高に関する条件がありますから、確実に利用できるよう、住宅購入時期を調整する必要もあるでしょう。とはいえこれらの条件を満たすことができれば、ローン選択の幅が広がることになります。ぜひ意識してみてください。