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結婚して子どもが生まれると、将来のお金について不安を抱えてしまいがちです。夫婦共働きである程度収入があるはずなのに……なかなか貯金が増えていかない!なんて焦った経験はありませんか? 将来のために確実にお金を貯めていきたいときには、普段の生活の中で無理なく実践できる、仕組みづくりが鍵となります。
今回はお金を貯めるための仕組みの一つとして、財形貯蓄を紹介します。 その方法やメリット、活用方法など、気になる点を参考にしてみてください。

■財形貯蓄とは?

財形貯蓄は、企業が導入する福利厚生の一つです。勤労者財産形成促進法に基づいて、各企業が制度化しています。その目的は、勤労者の財産を着実に形成していくということ。 働く人の生活の安定性を守り、そして日本経済全体の活性化を目指すための制度となっています。 財形貯蓄は、毎月決まった金額を、お給料やボーナスから天引きで貯めていく仕組みを採用しています。また財形貯蓄には、以下の3つの種類があり、それぞれで目的が異なっています。 ・一般財形貯蓄
・財形年金貯蓄
・財形住宅貯蓄 この中でもっとも自由度が高いのが、一般財形貯蓄で、使用用途を制限されることはありません。通常の貯蓄と同じような感覚で、好きなように使うことができます。 財形年金貯蓄は、将来的に年金として受け取る目的で積立を行うものを言います。満60歳以降に5年以上の年金で受け取ることになりますから、いつでも自由に使用できるというわけではありません。 財形住宅貯蓄は、住宅購入やリフォーム時に使用するお金を貯めるための制度です。使用用途は住宅の取得や増改築のための費用のみに限定され、細かなルールも設定されています。 このように聞くと、「年金と住宅は使い勝手が悪そうだな……」と感じる方もいるかもしれませんが、両方合わせて元本550万円までの利子が非課税となる、税制上の優遇が用意されています。「このお金は住宅資金だから」と決めている場合には、財形を活用した方が有利だと言えるでしょう。 ただし財形貯蓄は、誰でも自由に利用できるわけではありません。あくまでも企業が働き手のために用意している福利厚生の一つです。 勤め先の会社に、そもそも財形貯蓄のシステムがない!という場合には、使えませんから注意してください。