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はちみつにはさまざまな良い効果があります。 一般的に有名なのは殺菌や抗菌です。栄養価が高いというのもよく知られています。それ以外に、健康のための効果や美容に良い効果もあるのです。 このはちみつの良い効果を得るには、やはり質の良いはちみつを選びたいものです。はちみつにはいろいろな種類がありそれぞれに異なる効果があります。また、きちんとした食べ方でなければ、せっかくのはちみつのメリットをなくしてしまうこともあるため、はちみつの摂り方についてもご紹介していきたいと思います。

■はちみつの種類

まず、はちみつは大きく分けて3種類に分けることができます。 純粋はちみつ、精製はちみつ、加糖はちみつの3種類です。 純粋はちみつ以外は加工品になるため、本来はちみつが持つ栄養をしっかりと摂りたいのであれば、純粋はちみつを選ぶことが大切です。 本来はちみつは、蜂が花の蜜をとってきて熟成させます。これはかなりの時間が必要になるようです。大量生産したりコスト削減を考えると、蜂が完成させるまで待てないので、熟成する前にはちみつを採取し加工してしまうということがあります。その過程で熱が加えられることで、栄養成分の多くが破壊されてしまうのです。 特に酵素やビタミンは45度以上に加熱されると壊れてしまい、その効果もなくると言われています。

■花の種類で異なるはちみつ

もっともオーソドックスなはなちみつはレンゲの花から作られたものです。その効果は便秘の解消や利尿効果です。定番のはちみつということもあり、みなさんが考えるはちみつそのものといえるかもしれません。コクがありながら、味わいはソフトです。若干の酸味があり、レンゲの花の香りが漂います。 アカシアのはちみつは、果糖が多いというのが特徴です。 レンゲとは効果も異なり、解熱効果があります。はちみつは風邪をひいたときによいと言われますが、この解熱効果がよいということかもしれません。レンゲのはちみつと同様に便秘にもよいとされています。 特徴としては果糖が多いため、固まりにくいという点です。そのため、冬場でも硬くならずに、水あめのような状態をキープしていす。 他にもみかんの花からもはちみつは作られます。みかんを名産としている都道府県であれば、ごく一般的なはちみつということになるのかもしれません。みかんの花の蜜からつくられるはちみつですから、その効果もみかんと同じような効果が期待できます。 胃の調子を整えたり、咳止めの効果もあります。これも風邪に良い効果ということが言えそうです。みかんですから、はちみつとなっても香りは柑橘系の香りとなっています。 他にもいろいろな花からはちみつが作られます。 ミツバチの生息している地域に咲いている花であれば、どんな花からでもはちみつは作られるのです。但し、食用のはちみつは養蜂場などで飼育されているミツバチによるものですから、その養蜂場で用意した花の蜜から作られるため、どんなはちみつを作るかはコントロールすることができるのです。