10か月で体重が30キロ近く減「血圧も120台で安定」
── ライザップに臨まれた成果はいかがでしたか?
日向さん:週2回の筋トレと食事管理を開始したら、みるみるやせていきました。1か月で5キロ、半年で15キロ落ち、10か月後には70キロだった体重が40キロ台まで下がりました。最初は筋肉痛に悩まされ、次第にそれが満足感に変わり、筋トレにハマっていった感じです。「やせる=有酸素運動」とばかり思っていたんですけど、それだけじゃダメだったわけです。血圧の数値も改善して、160台から120台に落ちつき、2年後、降圧剤の服用をやめられました。
ライザップには身体の変化を競うビフォーアフターの大会があります。入会2年目の年にその大会に出場し、優勝できたのはビックリでした。私が選ばれるとは思いもよりませんでしたから。自分の努力の結果、何かのジャンルで1位になったというのはそれまで一度もなく、このときが人生初だったと思います。
ライザップは5年で卒業。その後はパーソナルトレーニングとジムトレを組み合せて少なくとも週2回を継続しています。やせてからはいろんな服を着られるようになり、自然と出かけるのが楽しみになって。新しいことに挑戦する気持ちも芽生えました。そんななかでボディコンテストの存在を知り、「ベストボディ・ジャパン」などの大会に毎年挑むようになったんです。
── 日向さんの変化に、周囲の方は驚かれたのではないですか。
日向さん:仕事の同僚は私の体型が少しずつ変わっていったので、それほどでもなかったんですけど、何年かぶりに会う人は一様に驚いていました。かわいがっていた後輩に数年ぶりに再会したときのこと。なぜか私の変化に触れることなく、黙っていたんです。周りから「やせたよね」「どうしたの?」などと声をかけられ、ボディメイクの話をしたら、その後輩が突然泣き出してしまって…。涙の理由は、私が病気を患っていると思ったらしく、怖くて何も言えないでいたところ、真相を知ってホッとしたということだったんです。
還暦を迎えたときには高校の同窓会に参加しました。みんなと会うのは40年以上ぶり。体重70キロだった頃の私を知らず、高校時代の私の姿や体型しか記憶にないためか、やせたことに関して反応なしでした。その代わり「昔と全然変わらない」「若いわね」と言ってもらえたので嬉しかったです。
お金はかかるけど、世界は広がった

── ボディメイクに取り組み、人生が大きく変わったように感じます。
日向さん:会社以外の仲間ができて、世界が広がりました。ボディコンテストに出ると、いろんな人から声をかけられ、取材を受けることもあります。出場する選手同士も顔見知りになって、仲良くなったり。励まし合い競い合いながら、健康的な美しさを目指していけるんです。さらにこの歳になって「ファッションショーのモデルをやらない?」と、知人から予想外のオファーがあり、60代でランウェイデビューも果たしました。
週2回のジムやコンテストへの出場など、ボディメイクには相応のお金はかかります。ここ数年間のトータルを平均すると年間数十万円かかっていて、決して安い出費とはいえないでしょう。それでも、費用対効果に大満足。損だと感じたことは一度もありません。
取材・文:百瀬康司 写真:日向治美