子どもの入学式で優先して生放送に遅刻。その話題性からベストファーザー賞も受賞したお笑いコンビ・ハライチの澤部佑さん。3人の小学生を育てる父として、大事にしていることは「子育てのいいとこ取りはしないこと」だそう。叱り役になっている妻を立てながら、今日も家族の「火消し」に走ります。
叱り役の妻をなだめるだけの夫はずるいから

── 2013年に結婚し、現在は長女(小6)、次女(小4)、長男(小2)と3人のお子さんに恵まれた澤部さんですが、子育てはいかがですか?
澤部さん:楽しいですよ。日頃からあえてボケたりして笑わせようとしているので、いつも家は賑やかです。長女は小学6年生ですが、ありがたいことにすごくしゃべりかけてくれます。僕の部屋にもよく遊びに来るし、塾のお迎えに行って、長女がその日学校であったことを聞きながらふたりで帰ってくる時間もいい時間です。
下のふたりはさらに幼いですが、一緒にゲームしたり、夜寝る前にハグしたり、「パパ大好き!」みたいなことは言ってくれますね。
学校行事で言えば、運動会や授業参観にはほとんど参加しています。子どもが幼稚園の頃は綱引きやパン食い競争も頑張りましたよ。
── お子さんたちとの関係性はすごくよさそうですね。
澤部さん:そうですね。まだ反抗期も来てないですし平和です。前に杉浦太陽さんに子育てについて聞いたことがあるんです。杉浦さんの娘さんが小5から反抗期がはじまったそうなんですが、それでもコミュニケーションとして頭を「ポンポン」ってやり続けたみたいなんです。ただ、「あの時期の頭ポンポンはすごい嫌だった」と後から言われたそうで、「なるほど、頭ポンポンはずっとはやらないほうがいいのか」と思いましたが、今も気づいたらやっちゃってますね。
── 澤部さんがお子さんに怒ることはあまりないですか?
澤部さん:ありますけど、妻のほうが子どもたちと過ごす時間が圧倒的に長いから、妻が怒ることが多いですね。僕は逆にちょっとバランスをとるというか。
── たまに、妻ばかり子どもに怒って夫はずるい、という話を聞くこともありますが…。
澤部さん:そうですよね。子どもたちをなだめているだけだとそう思われちゃうだろうし。僕は、妻が言ってることは基本的に合っていると思うので、なるべくいいとこどりをしないように、妻の説明を噛み砕き、子どもたちに伝える係ですかね。あとは部屋が片づいていなければ指摘するとか、子どもたちのケンカを止めるとか。
── お子さんは小学生ですが、大人が止めに入るほど激しいケンカなんですか?
澤部さん:激しくなっちゃうので、その前に察して会話に入っていく感じですね。たとえば楽しい会話の中で、一瞬トーンが変わる瞬間があるんですよ。たとえば朝、洗面所で学校の支度をしているときとか。「…これは始まりそうだな」って察したら、布団からパッと飛び出して「いやいや、おはよう!」「今日の給食なんだっけ?」と全然違う話にすり替える。燃える前に火種を消す作業ですね。
朝からもめちゃって、「もう学校行きたくない!」と言い出すと大変じゃないですか。だから子どもたちの気を散らしながら、機嫌を悪化させないようにっていうね。毎日じゃないですけど。