家ではギャグを飛ばす親父もテレビの向こうでは
── 森保監督といえば、試合中どれほど劇的な展開になっても感情を表に出さず、淡々と振る舞う姿が印象的です。ご家族の前でも、あの雰囲気は変わらないのですか?
森保さん:家ではふつうにふざけていますよ。親父ギャグも言いますから(笑)。テレビで見る親父は、やっぱり代表監督としての顔なんだと思います。ただ、昔から責任感は強い人でした。現役時代もチームのキャプテンを任されることが多かったですし、後輩の選手を家に連れてきて食事を振る舞ったり、もてなしたりすることもありました。兄貴肌というか、面倒見がいいタイプですね。
試合中の姿でいうと、僕とは真逆です。僕は感情が出やすいタイプなので、もし代表監督をして劇的な勝ち方をしたらガッツポーズして走り回っていると思います。でも親父は、そういう場面でも表情を大きく変えない。そこはぜんぜん違いますね。

いっぽうで、何でもチャレンジするところや、一度決めたら前に突き進むところは似ているのかなと思います。親父の昔を知る友人からは「若い頃はけっこうやんちゃだった」と聞いていますし、僕もどちらかといえば同じタイプ。3兄弟のなかでは、僕が一番親父の性格を色濃く継いでいる気がします。
── YouTubeチャンネルの活動を始めてから約2年間、森保監督の息子であることは伏せていたそうですね。名前を出せば早く注目を集めることもできたはずですが、あえて公表しなかったのはなぜですか。
森保さん:最初2年くらいは完全に隠して、公表していませんでした。親父の名前ではなく、まずは自分の力だけでどこまで通用するのかをたしかめたい思いがありました。ただ、長く続けているうちに伏せたままでは通らなくなっていきました。とくに親父が日本代表監督になってからは、「息子の生活に密着させてほしい」といった依頼もいただくようになって。そこまでくると、さすがに「もう隠し通せないな」と思い、公表することにしたんです。