「1日ひとつだけ健康にいいこと」を
── 当時、のんさんは健康面での問題はありませんでしたか?
のんさん:血圧が150を超えていて心臓の辺りが痛むことがありました。でも、病院を受診しても「血圧が高いから薬を飲みましょう」「脂肪で内臓が圧迫されているからです」と言われるだけで、減量を勧められることはなかったんです。家族や知人からは「やせたほうがいい」と言われることもありましたが拒絶していました。
── それまでダイエットしたことはありましたか?
のんさん:エアロバイクでの運動や短期間ダイエットなどを試してみたことがありましたが全然続かなくて。もともとズボラで、さらにADHDで衝動性があり、興味があることはすぐにやらなくては気がすまない特性もあるんです。そのため、運動よりも結局ゲームなどの娯楽に流されていました。その失敗をもとにダイエットの鍵は「継続」だと考えて、目標体重は決めず「健康になる」「続ける」を目指しました。
── ダイエットすると決めたら、減量の目標を決める人が多いですよね。
のんさん:体重って思い通りには落ちないし、「何か月で何キロやせる」と数字を決めるとプレッシャーになって挫折してしまうと思ったんです。一度にあれもこれも改善することは無理だと思い、まずは1日ひとつでも体にいいことをしたらOKということにしていました。そのために、人の体の仕組みや健康になるうえで何をしたらいいかを調べることから始めました。
── 1日ひとつならできそうな気がします。最初にどういったことから改善したんでしょうか?
のんさん:睡眠です。当時は、在宅ワークだったことに甘えてとにかく睡眠時間がめちゃくちゃで…。夜通しゲームをしたら朝4時に寝て就業時間の9時ギリギリに起床。昼休みの1時間も寝る、という生活だったんです。でも、健康について調べるなかで睡眠不足が暴食につながるということを知り、24時までに就寝、7時に起床と決め、時間になったら眠くなくてもとにかく布団に入るようにしました。
「きちんと睡眠をとる」って、普通に生活している方からしたら当たり前のことですよね。でも、ダメダメだった当時の私には「これなら自分にもできる」と自信をつける、とてもいいステップになりました。