「生きていてよかった」幼少期の主治医が面会に

── お子さんが無事に退院できたときは、どのような気持ちでしたか?
愛迷さん:後遺症が残らず、元気に退院できたときは本当に安心しました。私が幼少期のころ、がんの治療をしてくださった先生も退院前に会いに来てくれて。寛解後も再発を繰り返し、「治療法がない」という状況でも諦めずに私の命を救ってくれた先生に、わが子を抱っこしてもらっている。その光景を見たとき、自分が生き延びた意味を初めて実感できたような気がしました。
── 退院後の育児では、どんなところに大変さを感じていますか?
愛迷さん:妊娠中、心不全などの薬を控えていたため症状が悪化してしまい、出産直後は強い息苦しさや息切れに悩まされました。産後、薬の服用を再開してからは少しずつ落ち着いてきて、今は穏やかに育児生活を送ることができています。
とはいえ、私は後遺症で左腕の可動域がせまく、肩より上に腕を上げることができません。そのため、赤ちゃんを抱き上げたり、ミルクをあげるときの姿勢を支えるのも大変でした。今は夫が育休をとってくれているので、一緒に育児をすることができていますが、育休明けは、私がもっとしっかり子どもを守っていけるようにならないと、と思っています。