1992年から放送された人気番組『ウゴウゴ・ルーガ』の「ルーガちゃん」こと小出由華さん。3歳のころから子役として活動していた小出さんですが、人気番組に出演し笑顔を振りまく裏で、学校生活では壮絶な体験をしていました。
午前2時に迎えのタクシーに乗ってスタジオへ

── 子役時代は、かなり忙しかったそうですね。
小出さん:『ウゴウゴ・ルーガ』の生放送がある日は午前2時に迎えが来て、ランドセルを背負ったままタクシーでスタジオへ行っていました。収録が終わったら、そのまま学校へ行きました。長いと帰宅が深夜になることもあって、2〜3時間しか寝られない日もありました。
── 当時はまだ小学校低学年ですよね。
小出さん:『ウゴウゴ・ルーガ』に出演していたころは6歳でした。うちの上の子は今8歳なんですけど、「私は6歳で生放送に出演していたんだ」と思うと、自分でもびっくりします。
──「やめたい」と思ったことはなかったのですか。
小出さん:それが一度もなかったんです。オーディションで、テレビの中のキャラクターと会話する審査があったんですけど、それが楽しくて。「絶対受かりたい!」って仏壇にお願いを書いたくらい(笑)。スタッフさんたちも和気あいあいとしていて、「こんな世界があるんだ」ってワクワクしていました。
人気絶頂で番組終了したときの本音は
── その後、『ウゴウゴ・ルーガ』は社会現象になりました。
小出さん:CGを使った番組としてはかなり先駆けだったので、他局の方や海外の方まで見学に来ていました。流行語大賞をいただいたり、エンディング曲が音楽の教科書に載ったりもしたんですよ。
1年半くらいで番組が終わってしまったときは、「え、終わるの?」って信じられなかったです。毎日会っていたスタッフさんや共演者のみなさんと会えなくなるのが、本当に寂しくて。人気絶頂のときだったので、周りの人たちも「もっと見たかった」「こんなに人気があるのになんで?」と言ってくれました。
── 番組が終わった理由はご存じでしたか。
小出さん:当時は知らなかったんですけど、最近になってプロデューサーさんのインタビューで、スタッフが限界だったと知りました。たしかに、スタジオの隅で寝ている人がいたり、生放送に来られない人がいたり…。それを番組でネタにしていましたね。スタジオに泊まって作業するのは当たり前でしたし、私たち出演者より睡眠時間が短かったと思います。スタッフさんたちもギリギリだったんです。
今は、出演者もスタッフもそこまで無茶な働き方をしなくなりましたよね。子役の子が18時とか19時に帰るのを見ると、ホッとします。