HKT48卒業後、バラエティ番組を中心に活躍の場を広げている村重杏奈さん。明るくパワフルなキャラクターの裏側で、自分の体つきやルーツを無意識に「隠そう」としていた時期もあったそう。アイドルという立ち位置を離れたことをきっかけに、それを“弱み”ではなく、“自分だけの強み”として捉え直すようになりました。

バストは「必要ないもの」と思っていた

── 現在は「おっぱい大先生」として、バストケアやボディメイクについても発信されています。ご自身のバストを強みだと思えるようになったのは、いつごろからだったのでしょうか?

 

村重さん:もともとアイドル時代から、バストが人より大きいことには気づいていました。でも、アイドルにとってバストって、正直そんなに必要ないものだと思っていたんです。だから、当時はひた隠しにしていました。メンバーや同期は「うらやましい」と言ってくれることもあったんですが、自分ではまったくそう思えなくて。

 

それが、テレビに出始めてスタイリストさんがついてくださるようになったときに「バストが大きいんだね。すごくいいじゃん、女性らしくて」と褒めてもらえて。そこから「私のバストってもしかして強みなのかも」と思うようになりました。

 

村重杏奈
写真集の撮影で訪れたオーストラリアでの1枚

── 長らくコンプレックスと捉えていたものを強みに変えるって、言うのは簡単ですが、難しい作業のように思います。

 

村重さん:それはそうですよね。私も「自分の体が100%大好きか」と言われると、そうとも言いきれないし…。バストのせいで似合う服と似合わない服があるから、「もうちょっとバストが小さければ着こなせたのにな」と思う瞬間もあります。

 

でも、バストのサイズなんて自分ではどうしようもないじゃないですか。だから意識的に「強みにしよう」って思っている部分もあって。「自分で自分の体をもっと好きになりたい」からバストケアを始めたのもあります。

 

それに、私みたいなメディアに出る立場の人間が悩みを告白することで、同じように悩んでいる誰かの力になれるんじゃないかなと考えて、SNSでの発信も始めました。私自身、子どものころ、芸能人の方が体の悩みについてフランクに話しているのを見て、すごく勇気づけられたんですよね。