「体操選手のー!」印象的な掛け声で始まる持ちネタで知られる芸人・オラキオさん。「バナナマンのようなコント師になりたい」と飛び込んだ芸能界ですが、家族を養うために40歳前までアルバイト生活。さらに、ようやく芸人として手応えを感じた矢先、相方から突然解散を告げられて…。挫折続きの人生、夢を諦めかけた先で待っていた結末とは。
本当は「センス系コント師」になりたかった

── オラキオさんといえば、体操選手ネタのイメージが強いです。高校まで体操選手として活躍し、九州大会で優勝するほどの実力だったそうですね。芸人になった当初から体操選手ネタをされていたのでしょうか?
オラキオさん:本当は、バナナマンやラーメンズに憧れていて、シュールでカッコいいセンス系コントをやりたかったんです。元自衛官のテキサスと「弾丸ジャッキー」というコンビを組んで1、2年はその方向でやってみたんですけど全然、才能がなくて。
オーディションにもまったく受からない日々が続くなか、ワハハ本舗さん主催のライブに参加したんです。そこで演出家の喰始(たべはじめ)さんから「君たち、元体操選手と元自衛官っておもしろい経歴あるんだから、そのネタを作りなよ。体操選手とか自衛官の格好したほうがわかりやすいんじゃない?」とアドバイスされました。
体操服着てバック転なんて「全然センス系じゃない!」と思いましたけど(笑)、言われるがまま試しにやってみたら、ライブですごくウケて。テレビのオーディションも受かるようになりました。とんねるずさんの「細かすぎて伝わらないモノマネ」に出演した際、オリンピックオタクのタカさんに、マニアックな海外の体操選手のものまねがハマって。そこから弾丸ジャッキーが知られるようになったんです。だから、喰始さんと、とんねるずさんが、芸能界の恩人ですね。