「貯金はメンタルが9割」と語る理由は

── 会社を退職するほど追い詰められたり、配信動画の収益が伸びなかったりとつらい時期を乗り越えてきたと思います。そんなとき、何が支えになったのでしょうか?

 

ふゆこさん:会社を辞めるときは不安もありましたが、節約を通して「貯金はメンタルが9割」と考えるようになっていたんです。だから気持ちだけは強く持っていて、「ここでダメならどこか働けるところを探そう」という気持ちでした。

 

──「貯金はメンタルが9割」とはどういう意味ですか?

 

ふゆこさん:実は、節約を通して私自身のお金に対する見方に大きな変化がありました。以前の私は最初の会社で受けたセクハラや、そのストレスのせいでメンタルが不安定だったんです。そのせいで他責思考が強く、都合の悪いことがあるとその原因を他人や環境、国のせいにしていました。たとえば貯金が少ない状況を「こんなに頑張っているのに、報われない(お金が貯まらない)のは会社のせいだ、国のせいだ」と考えて、何も行動しておらず、環境に対してイライラしていました。

 

ただ、会社を辞めてストレスが減り、心に余裕が生まれました。すると、お金がないことを周りのせいにせず、自分の浪費癖を見直し、節約する行動が起こせるようになったんです。

 

他責ではなく自責の思考になって、問題が解決できたのは、貯金メンタルが整っていたからこそ。適切でないレベルのストレスを受けていると、それにより気持ちを浪費してしまいます。そこから、根本的解決として、「転職」「自責(対策自分論)への考え方のシフト」により、貯金メンタルが整い、適切な知識が組み合わさり、効率のいい資産形成のための行動ができるようになり、実際にお金が貯まっていきました。


取材・文:酒井明子 写真:ふゆこ