外食は今までどおり?と思いきや、より深刻な事態に

ところで、今回消費税0%の対象となるのは税率8%の食料品。たとえばスーパーで肉や野菜、お弁当を買う、ファーストフードでテイクアウトするといった場合であり、レストラン等の店内で食事する「外食」の税率は10%で据え置きとなります。
 
そこで「食料品の消費税が0%になったら、疲れた日でも外食ではなくテイクアウトや自炊にしますか?」とたずねたところ、やはり自炊やテイクアウトを選ぶ傾向がはっきりと見られました。

「子どもたちも小学生になりよく食べるようになってきました。最近はテイクアウトでも美味しいものが増えたので、迷わずレストランよりテイクアウトを選びます」(40代女性・専業主婦・愛知県)

 

「食品の消費税が0%のうちに自炊をがんばって、少しでも貯金を増やしておきたいです」(30代男性・自営業・愛媛県)

さらに、「今後、外食の頻度は減りそうですか?」と問いかけたところ、「外食の頻度は変わらない」という人の割合が57%と非常に高かったのが印象的でした。

 

その理由は「なんだ、みんなけっこう余裕あるんだね」ではなく、実はこんな声が主流だったのです。

「基本的な収入が少なく無駄遣いはできない。以前からずっと自炊しているので、外食の消費税が高くてもそもそも関係ありません」(50代男性・無職・鹿児島県)

 

「以前から外食はいっさいしていません。料理は得意ではないので、だいたい冷凍食品やレトルトです」(40代女性・自営業・神奈川県)

つまり「変わらない」と答えた人の多くは、消費税10%でも気にしない富裕層ではなく、「すでに外食できない」人たちだったのです。物価高の影響で、特別な日でも外食を選ばない・選べないという現実が浮かび上がってきました。今後、消費税率0%と10%で差が広がれば、この傾向にさらに拍車がかかるのかもしれません。