消費税0%「賛成」は意外にも半数どまり。その理由は?

「食品の消費税0%に対し現時点でのあなたの意見に近いものは?」という質問から見えてきたのは「全員が歓迎ではない」という意外な結果でした。

 

「ぜひ0%にしてほしい」と答えた人がやはりもっとも多く、51%と半数を占めます。一方で「レジ改修などに無駄な費用がかかりそうなので反対」や「それより『給付付き税額控除』をもっと早く実施してほしい」がそれぞれ19%と18%、「どちらとも言えない」10%を含めると同じく約半数となり、手放しで喜ぶのではなく「減税は助かるけど、本当に効果のある施策を進めてほしい」という慎重な姿勢がうかがえます。

 

とはいえ、食材の買い物は毎日のことだけに、消費税が0%になれば1か月、1年でかなりの金額が節約できます。「実際に食品の消費税率が0%になったら、あなたの生活はどうなりそうですか?」という質問には、以下のようなポジティブな変化を思い浮かべる声が多数を占めました。

 

もっとも多かったのは「月々の食費が減り、家計にゆとりができそう」で約半数(53%)。つづいて「今より質の良い食品が買えるようになりそう」「子どもの教育費や趣味など、他の支出にお金を回せそう」など、明るい生活をイメージする人が多く見られました。

 

一方で「引き替えに社会保障が削られ、医療や子育てのサービスが受けられなくなりそう」という懸念を選んだ人も約1割いて、無条件に喜んでいいものか、不安な心情も見られます。

 

夫と4歳・1歳のお子さんと暮らす女性(30代・専業主婦・神奈川)は「お米や卵など値上がりしたままで下がる気配もなく、食費を月の予算内でおさめるのに四苦八苦。鶏むね肉やもやしなど、同じ食材ばかりになってしまいがちです。消費税がゼロならそのぶんで食材やメニューの幅が広がり、料理する楽しみや食べる楽しみを取り戻せそう」と期待をのぞかせます。

 

また夫と16歳・10歳・4歳のお子さんの5人家族の女性(50代・会社員・和歌山県)は、「子どもの教育費もこれからかかってくるので、食費はかなり削っていて、余計なものはいっさい買いません。ツナ缶もわが家では贅沢品ですね」とやりくりの厳しさを語ります。