高校生から食費やりくりで知った「節約の楽しさ」

── お父さんが反面教師になり、お金の大切さを知って、節約やポイ活に目覚めたんですか?
井上さん:高校生になると父から毎月3万円もらって、僕と弟の食費をやりくりするようになりました。スーパーのチラシをみて安い食材を買いに行き、結果的に1か月で1000円浮かせたりすることが、当時から「つらいこと」ではなく「楽しいこと」だと感じられたんです。
ポイ活を始めたのは大学生のときでした。学費のためにバイトをしていましたが、「隙間時間にもっとできることはないか」と探していたときにアンケートに答えてポイントをもらえるWEBサイトを見つけました。とはいえ、2005年ごろの話なので今のようにスマホではなくガラケーですし、ポイ活が盛んではなく、時間をかけてアンケートに答えても数ポイントしかもらえない状況。今考えればコスパの悪いものでしたけど、飲み代くらいにはなっていましたね。
── それでも今まで続けてこられたのはなぜですか?
井上さん:僕にとってポイ活は楽しいものだったからです。もはや趣味のひとつなので疲れた、つらいと感じたことはなく、キャンペーンなどをうまく利用できたときの達成感が好きです。今ではポイ活も盛んになりポイントのおかげで貯まったお金で、これまでに7回ハワイに行きました。
几帳面な性格も向いていたのだと思います。44枚のクレジットカード、数十種類のアプリの管理、キャンペーン情報のチェックが苦にならないんです。キャンペーン期間やキャッシュバックの手続きなど、必要な情報はメモ代わりにブログに書いたり、タイムツリーで管理したりしています。
── ハワイに7回も行くなど、ポイ活の実績のおかげで今ではポイントの達人として、お仕事にもつながりました。
井上さん:仕事にするつもりで続けていたわけではないのですが、コロナ禍で外出自粛になった影響で、収入が減った人が増えました。その時期もポイント需要が増え、ポイ活関連の仕事の依頼が来るようになったんです。そこから、さらに本腰を入れてポイ活に励んでいます。今ではポイ活仲間も増え、情報共有はもちろん、人脈も広がりました。