「61歳で熟年離婚」30年の節目に選んだ、新しいステージ

野沢直子
母親業も卒業し、新たなステージに

── では、改めて、離婚と再婚について伺わせてください。2024年、野沢さんが61歳のときに約30年の結婚生活に終止符をうちました。

 

野沢さん:2人で離婚の話をはじめると、思っていた以上にお互いの価値観がズレていることがわかりました。結婚後しばらくして、彼は看護師に、私はバンドを続けながら日本にも出稼ぎに行き、家族で仲良くやっていたつもりなんですけどね。腹を割っても話が噛み合わないし、この先2人で一緒にいても幸せなイメージが湧かない。それなら今の自分のステージに合った人と一緒に生きていくほうがいいと思ったんです。60歳、熟年離婚を狙ったわけではなくて、たまたま離婚したのがそのタイミングだっただけなんですけど。

 

── まだまだ人生長いですしね。再婚した13歳年下のトラ・フジモトさんは、長年、野沢さんと同じバンドを組んできたメンバーとのこと。知り合ってから長いそうですが、仲間から夫婦になるのはどんな気持ちですか。

 

野沢さん:なんでしょうね。もともと気が合って話も楽しかったので、自然にそんな展開に。子どもたちはもう大人なので「あぁ、そうなんだ」くらいの反応でした(笑)。再婚相手のトラは末っ子の息子とも気が合うタイプだったので安心しています。