「電気屋の店員」を無料の教材に。英語力ゼロからの習得術

── 念願の渡米、とはいえ当時は英語力ゼロだったそうですね。現地でのコミュニケーションは?

 

ミニタニさん:行けばなんとかなると思っていましたが、現実は甘くなかったですね。まったく話せない。語学学校に通いながら、たとえば電気屋さんの店員さんにひたすら質問を繰り返す、という特訓を自分に課しました。

 

── 店員さんを相手に、ですか?

 

ミニタニさん:はい。1回目は何を言われているかまったくわからない。2回目は別の人に同じ質問をする。3回目でようやく単語が繋がってくる。それを繰り返して耳を慣らしていきました。コメディハウスという素人舞台にも通い詰めましたが、通訳してもらっても、日本語でも何が面白いのかわからない(笑)。それでも、とにかく場数を踏み続けました。

200人の報道陣が驚愕。「ミニビッシュ」誕生の瞬間

── そこからどうやってダルビッシュ有選手のものまねにたどり着いたんでしょう?

 

ミニタニさん:2012年に初めてダルビッシュ選手がメジャーリーグに来たんです。日本にいるときから「似てる」と言われていたので、見よう見まねでユニフォームを着て、レンジャーズのキャンプ地に行きました。

 

── 現場の反応はどうでしたか?

 

ミニタニさん:驚きました。ダルビッシュ選手は大変注目されていたので、日米200人くらいの報道陣がいたのですが、そこに「ソックリさん」が現れたことで、現場が騒然。BBCを含む世界中のメディアから取材攻めにあったんです。