23歳の若さで肝臓がんが発覚した格闘家・高須将大さん。手術で無事に治療できたにもかかわらず、わずか3か月後に再発。医師からはステージ4を宣告されます。

骨折かと思ったら肝臓がんだった

高須将大
格闘家・高須将大さん

── 23歳のときにがんが発覚したそうですね。わかったきっかけを教えてください。

 

高須さん:当時はプロ格闘家としてデビューして2試合を戦い、その日はジムで練習をしていました。練習相手の蹴りがおなかをかすったのですが、直後から痛くて練習ができないほどの鈍痛が続いたんです。眠れないほどの痛みが2日引かなかったので、当時働いていた建設関係の職場の診療室で診てもらうことにしました。

 

あばらの骨でも折れているのかと思っていたのですが、レントゲンとエコーを撮影した結果、肝臓に10cmを超える大きな影があると。危険なのですぐに大学病院に行ってくださいと言われました。

 

── それまで症状などは特になかったのでしょうか?

 

高須さん:今思えば少し疲れやすくはあったように感じますが、病気だとは微塵も思っていませんでした。それですぐに大学病院に行って検査をしたのですが、肝臓に10cmを超える腫瘍が見つかって…。悪性、つまりがんの可能性が高く危険なため、その日のうちに2週間後に手術をすることが決まりました。

 

── 話を聞いたときはどのように思われましたか?

 

高須さん:そうですね。いろいろな感情がごちゃ混ぜで、もう格闘技の試合に出ることができないのだろうかとか、仕事はどうなってしまうのだろうかとか。がんに対する知識もまったくなかったのでもちろん不安もありましたが、驚きのほうが大きかったように思います。

 

そのときの検査には父がつき添ってくれていたのですが、「手術をすればきっと大丈夫だから」と言ってくれたのが心強かったです。

 

── 手術や入院生活は順調でしたか?

 

高須さん:検査の結果、転移は見つからず手術は無事に行われました。7時間ほどかかったそうですが、目が覚めると医師から「腫瘍が思ったより大きく時間がかかったこと」と、「腫瘍がリンパに少し被っていたけれど、すべて無事に取れた」という報告を受けました。

 

腫瘍はやはり悪性だったそうですが、転移がなかったためその後の抗がん剤治療は必要なく2週間ほどで退院。格闘技仲間がお見舞いに来てくれたり、退院後も母が実家で生活をサポートしてくれたり、周りの人たちにたくさん支えてもらいました。