せっかく習い事に通うなら、技術や知識を得ていい結果を出してほしい、と親は期待しがち。お笑いコンビ・クワバタオハラの小原正子さんも当初は指導に熱が入りすぎて苦い経験をしたそうです。

スポーツとお勉強の習い事で夫婦は役割分担

── 元メジャーリーガーのマック鈴木さんと結婚し、3人のお子さんを育てる、お笑いコンビ・クワバタオハラの小原正子さん。ブログで子育てについて発信していますが、お子さんの習い事には、ご夫婦でどのように向き合っていますか?

 

小原さん:上の兄弟ふたりは、運動系の習い事に関しては、夫を意識しています。息子たちは父親に憧れて少年野球を始めたので、「勝敗」よりも父親にほめられたいんです。とくに、夫はふだんからあまりほめない人なので、たまにほめるとふたりともすごく喜びます。スポーツに関して夫は「厳しいお父さん」の役回りで、私はほめまくり担当です(笑)。私自身が泳げないので、ちょっと泳げるだけで「すごい」と感じます。

 

子どもたちの習い事予定を書いたホワイトボード

── ご夫婦で、バランスがとれているのではないでしょうか。ほかの習い事ではいかがですか?

 

小原さん:英語などの学習系の習い事に関しては、私は厳しいんです。反対に、夫は勉強にはあまり口出ししません。私はダメだとわかっていても、頭ごなしに「なんでわからないの?」「授業ちゃんと聞いているの?」と、怒ってしまうんです…。

 

たとえば、長男は幼稚園のころから英検を受けていますが、私はピリピリ。冷静に考えれば、幼稚園生がきちんと座って、英語を勉強すること自体すごいことです。でも、まわりの子が勉強している姿を見ると、それが当たり前に思えて「もっとがんばらないと」、と考えてしまう。小さな世界にいて、私の視野が狭くなっていたのかもしれないと反省しますね。

 

とくに私は心配性で、習い事やいろんな情報についても、子どもより先に自分が先回りして全部調べてしまうことがあります。やりすぎはよくないので、いまは「ある程度、子どもに任せる」方針に挑戦中です。