ラジオのMCや執筆業、歌手活動まで幅広く活躍するタレントの「でか美ちゃん」。2021年にでか美ちゃんと改名する前は、「ぱいぱいでか美」という名前で活動していました。インパクトが強すぎる芸名ですが、とある事情で、でか美ちゃんは両親にその名前を伝えなければならない日を迎えます。そのとき、両親の反応は── 。(全3回中の1回)
自分にとってコンプレックスだった
── でか美ちゃんは、以前は「ぱいぱいでか美」という芸名で活動されていましたよね。
でか美ちゃん:はい。2021年に「でか美ちゃん」と改名するまでは、「ぱいぱいでか美」という芸名で約10年間活動していました。インパクトのある名前ですが、由来はすごく単純です。専門学校時代に併設されていた大学のサークルでバンドをやっていたんですけど、そこで結成したバンドで先輩につけられたあだ名が、ぱいぱいでか美だったんです。深く考えずにつけられたあだ名だったので、当時はあまり定着しませんでした。でもその後、バンドの活動を続けるうえで芸名をどうしようかとなったときに、そのままぱいぱいでか美を名乗ることに。当時は、まさかタレント活動をするとは思っていなかったので「覚えやすくていいじゃん」くらいの軽いノリです。

── かなり特徴的な芸名ですが、でか美ちゃんご自身は違和感などなかったのでしょうか。
でか美ちゃん:当時は全然なかったですね。私、本名は仲井優希(なかいゆき)というんですけど、それまで「優希ちゃん」とか「仲井」とか、普通の呼ばれ方しかされてこなかったんです。だから「覚えやすいし、めっちゃいいあだ名ですね!」ってノリノリで受け入れていました。ただ前提として、そのあだ名をつけてくれた先輩のことが大好きで、信頼関係が成り立っていたからこそ喜んで受け入れられたというのはあります。信頼できる先輩だったからこそ、素直にうれしかったんですよね。あとは、それまで胸が大きいことが私にとってはちょっとしたコンプレックスだったんです。