コスプレでコスプレの枠を超えていきたい
── コスプレ活動をするなかで、大変だったことを教えてください。
桃戸さん：真夏の屋外イベントは、過酷なことが多いです。以前、仕事でイベントに出演したのですが、炎天下に長時間立っていなくてはいけなくて。長袖の衣装だったので、暑くて…。キャラのイメージを壊してしまうので、汗もかけなくて大変でした。
── ウィッグも暑そうですよね。夏場の屋外にいて、汗をかかないようにすることは可能なのですか？
桃戸さん：脇の下を抑えると、顔に汗をかきにくくなるんです。そのため、夏のイベントでは、脇をテーピングで圧迫して出演することも多いです。ほかにも、冬のイベントに露出の高い衣装で出演しなければいけないときも、寒さを表情に出さないようにしなければいけないので気を使いますね。
── 今後はどのようなチャレンジをしてみたいですか？
桃戸さん：5月のGWに舞台出演が決まっています。歌もある役なので、今、ボイストレーニングにも励んでいるところです。コスプレイヤーの仕事は、グラビアや企業PRのモデルの仕事だけに収まってしまいがちですが、舞台やテレビ出演にも積極的に挑戦して、活動の幅を広げていきたいですね。
PROFILE 桃戸ももさん
ももと・もも。1996年生まれ、神奈川県出身。大学3年で芸能活動を開始し、コスプレイヤー、モデル、俳優として活動。筋トレによって鍛え抜かれた抜群のスタイルで「2.5次元ボディ」と称される。ボディメイク大会での優勝経験あり。著書に『尊トレ 1カ月で2.5次元ボディ』などがある。
取材・文／佐藤有香 写真提供／桃戸もも
