模試で全国3位の長男に奥さんは色めき立ってるけど
── ご長男は、かなりの秀才だと伺いました。
ダンディさん：大手有名塾の試験で、ある科目が全国3位だったんですよ。塾の先生からも「今の志望校の2つか3つくらい上を狙えますよ」なんて言われて。それを聞いて、うちの奥さんは色めき立ってますけど。
── すごいですね。何か特別な英才教育をされたとか？
ダンディさん：うーん、なんでなのか、わかんないんですよ。特別なことは何もしてないです。たぶん、息子は地頭がいいんでしょうね。ただ、勉強を頑張っていい教育を受けてくれればもちろんいいけど、最終的に好きなことをやってくれればいいかなと思っていて。自分も好きなことをやったので、子どもにも自分の好きなことをしながら、家族を養っていけるように頑張ってねって思ってます。それが父としての願いですかね。
── ダンディさんは今年1月に58歳になられたそうですが、プライベートも含めてこれからやってみたいことなどはありますか？
ダンディさん：もともと歌ったり踊ったりするのが好きなので。自分が演者も含めて歌や踊りとか、昭和のエンタメに近いものを何かできたらな、と思いますね。今の若い人向けというより、共感してもらえる人たちを集めて小さいイベントとかやりたいなと思って。音楽とトークのショーみたいな。
── ダンディさんのYouTube「だんさかch」でも歌謡曲を歌っていますね。
ダンディさん：ペラペラの歌声ですけどね（笑）。再生数も登録者も少ないですけど。好きなことなので、ずっと続けていければ、自分の中で幸せ感が増すなと思って。自分でパソコンで音楽を作って、ミュージシャン気取りですけど、自分では楽しいなと思っています。
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トシちゃんに憧れ上京するも、アイドルにはなれなかったダンディさんですが、58歳の今も自分の「好き」を貫いて幸せそうです。私たちも見習って、少しでも幸せ感をアップさせたいものです。
PROFILE ダンディ坂野さん
だんでぃ・さかの。お笑い芸人。1967年生まれ。2003年、「ゲッツ！」の一発ギャグで人気を博し、同年の新語・流行語大賞にノミネートされる。
取材・文／市岡ひかり 写真提供／サンミュージックプロダクション、ダンディ坂野
