「まさか自分が結婚すると思ってなかった」と語る、なだぎ武さん。51歳のときに第一子が誕生し、すでに自分と似ている部分があると語ります。(全3回中の1回)
運動会で参加できそうな競技は…
── 51歳のときに娘さんが誕生し、現在2歳とのこと。奥さんの妊娠がわかったときはどんな気持ちでしたか?
なだぎさん:「ほんとに…?」ってすごく驚きました。そもそも自分が結婚すると思ってなかったし、この歳になって子どもを授かるなんて考えてなかったです。奥さんもすごく慌ててLINEしてきて「どうしよう!ごめんなさい」だけだったんですよ。何かトラブルがあったのかと思ったら「子どもができたみたい」「えー!」って。なんでごめんなさいなのかわからないけど、慌てたみたいですね。
── 娘さんが誕生されたのは、コロナ禍で立ち会えなかった時期だったとのこと。いざ、対面したときはいかがでしたか?
なだぎさん:「こんなに小さいんだ?」っていうのがファーストインプレッションですね。もちろん喜びもあるんですけど、小さいんだ!って。あと、コロナ禍だったので娘が生まれて1年くらいは奥さんの実家に奥さんと子どもが住んでいて、僕は月に2、3回会いに行くスタイルでした。会えない日は、奥さんから動画や写真を送ってもらっていましたが、会いにいくとさらに子どもの成長が早くて、知らないうちにこんなリアクションするの?って毎回発見が多かったです。
── 娘さんが1歳になってから一緒に住み始めたそうですが、いかがですか?
なだぎさん:1人でこんなに大変なんやって毎日、嵐です。子どもの時間軸に大人も合わせることになるじゃないですか。子どもが起き出したらこっちも起きるし、どれだけ疲れて帰ってきても子どもが泣いてたら「なんとかせな」ってなりますし。
── 51歳で父親となって、ご自身でどんなことを思いますか?
なだぎさん:自分でお前ジジイじゃんって思いますね。申し訳ないなって。たとえば、何年か経って、子どもの幼稚園や小学校で運動会とかあると思いますが、ほかの若いお父さんと同じ競技ができるかって言ったら、やる気があっても無理ですよ。体力的に厳しいだろうし、リレーとか迷惑かけそうだし、もし転んだりしたら子どもに矢が向きますからね。自転車用意してくれたらやりますけど(笑)。
そう考えたらやっぱり若いお父さんがいいんだろうなとは思います。子どもも「誰々ちゃんのお父さん若いね」って言われる方がうれしいじゃないですか。「え?誰々ちゃんのお父さん、おじいちゃんみたい」とか言われるよりも。まぁ、それはしょうがないですけど。
運動会もそうだし、授業参観もひとりだけ目立ちそうだから、子どもの顔色伺いながら参加するかは決めると思います。
── 芸人仲間同士で、子育ての話はされますか?
なだぎさん:特にしないですけど、周りでも年齢が上がってから父親になってる人が多いですよね。めちゃくちゃお金もかかるし、みんなどうしてるんだろうって思いますけど。
── 家事と子育てなど分担はありますか?
なだぎさん:奥さんにお願いしちゃってる部分は正直、多いです。お風呂もほとんどママに任せちゃってるし、食事もママが作って、たとえば「ゆっくりスプーンをひいて食べさせて」って言われたら、その通りにやる感じですね。