「嫌いな芸人」ランキングで1位になるも
──「R-1グランプリ」で優勝して、仕事は増えましたか。
アキラ100％さん：1日で前年1年分のオファーをいただきました。服を着る暇もない感じでしたけれど、うれしかったですね。ただ、いいことばかりではなくて。『日経エンタテインメント！』という雑誌の2018年版「一番嫌いなお笑い芸人」ランキングで1位になったんです。あのネタは、理屈じゃないというか、人間の本能に訴えかけてくるというか、賛否両論あることは想定していました。好きな人はすごく笑ってくれるし、嫌いな人はもう何をやったって笑えない。
でも、「悪名は無名に勝る」。嫌いという人が多いということは、同じくらい好きな人も多いということですよね。40代にもなるとSNSに左右されることもないですし。「そういう意見もあるよな」と。
── いつでも裸になれる準備をしているのは大変ですよね。
アキラ100％さん：そうなんです。インストラクターのアルバイトをしていたころは自然に体が作れていたんですけど。コロナ禍でテレビや舞台の仕事が減ったら、緊張感がなくなったせいか、太ってしまって。もう一度ジムで鍛えたり食事に気をつけたりして、体を作り直しているところです。僕の場合はお盆に目が行きやすいように、ガリガリでも筋肉モリモリでもない「中肉中背」を目指しています。
PROFILE アキラ100％さん
あきら・ひゃくぱーせんと。お笑いタレント。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。「お盆芸」でブレイクし、「R-1グランプリ2017」で優勝。本名「大橋彰」の名前で俳優としても活動している。1児の父。
取材・文／林優子 写真提供／アキラ100％
