芸名・アキラ100%「何それ」と最初は笑い飛ばしたが
──「アキラ100%」という芸名はピンになってからつけられたのですか。
アキラ100%さん:そうです。コンビを解散してしばらくは本名の「大橋彰」のまま活動していたのですが、「インパクトのある芸名がほしい」と思って。37、8歳のころですね。まだお盆芸でテレビに出る前のことです。
同じ事務所の錦鯉の渡辺くんと電車でたまたま一緒になったとき、「芸名をつけたいんだよね」という話になって。「ユースケ・サンタマリアさんとかダイヤモンド☆ユカイさんみたいな、名前に何かをくっつけたキャッチーな芸名がいいんだよね」と話したら、「アキラ100%ってどうですか」と提案してくれたんです。そのときは、「何それ!」と2人でゲラゲラ笑って終わったのですが、それから何日か自分でいろいろ考えてみても「アキラ100%」の衝撃を超えられなかったんですよね。
だんだん「これ、いい名前だな」と思えてきて、渡辺くんに「本当につけていい?」と聞いたら「いいですよ」と。渡辺くんは大喜利も得意だし、ワードセンスがありますよね。
── そうだったのですね!裸の芸をされるから「100%」なのかと思っていました。
アキラ100%さん:いや、当時は服を着てフリップをめくったりしていたんです。ネタが名前に寄っていったのかもしれないですね(笑)。
PROFILE アキラ100%さん
あきら・ひゃくぱーせんと。お笑いタレント。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。「お盆芸」でブレイクし、「R-1グランプリ2017」で優勝。本名「大橋彰」の名前で俳優としても活動している。1児の父。
取材・文/林優子 写真提供/アキラ100%