小2の子どもの弁当作り「とにかく元気でいてくれれば」
── 子育てではどんなことに力を入れていますか?
川村さん:赤ちゃんのときはアレルギーが怖くて、離乳食をあげることに慎重になっていました。いま考えればもう少し手を抜いてもよかったなと思うのですが、全部手作りしていたんです。離乳食は赤ちゃんが大きくなるにつれ、野菜や魚などを少しずつあげるようになりました。でも、「アレルギー反応が出たらどうしよう」と、なかなか食べさせられず、おかゆの期間が長かったです。
いま、息子は小学2年生です。赤ちゃんのころ、離乳食に慎重になりすぎたぶん、いまは食育に力を入れています。やっぱり私が体調不良のとき、食事に気をつけたことで元気になったから、食べるものは大事だなと思って。学校では、スクールランチを頼むか、お弁当かを選べるのですが、毎朝早起きしてお弁当を作っています。習い事の前は必要な栄養やエネルギーを満たすための補食としておにぎりを食べさせたり、息子が習い事中に、一度帰宅して夕食の下準備をして送迎などしてます。
ただ、好き嫌いが多いんですよ。私が子どものころもそうだったんですが、野菜だったらブロッコリーくらいしか食べません。だから、他の野菜はすりおろしてハンバーグに混ぜたり、スープに入れて煮こんだりしています。息子は現在、身長が伸び、体重も増えていく時期なので、基本的にはたくさん食べてもらうことを大事にしています。嫌いなものをムリに食べさせることはないですね。食べることは楽しいと思ってもらいたいから、好きなものをメインにしています。
スナック菓子も「絶対食べたらダメ」とするとストレスになり、かえって執着してしまう気がするので、量には気をつけて小分けにして、「食べすぎないようにしようね」と約束して食べさせています。
── 息子さんにはどんな子に育ってもらいたいと思いますか?
川村さん:まずは、病気やケガをせず元気に過ごしてほしいです。あとは、自分のやりたいことを見つけて、夢中になるものを見つけてくれたらいいなと思います。英語だけは話せたほうが将来、さまざまな選択肢が増えると思っていて、英語は力を入れて勉強しています。英検も受けていて、今年3級の一次試験に合格し、今度、2次試験を受けるところです。挑戦することで努力する大切さや、学ぶ楽しさを知ってほしいです。
PROFILE 川村ひかるさん
かわむら・ひかる。1979年生まれ。グラビアアイドル、マルチタレントとして活躍後、体調不良を改善させるためにJAAアロマコーディネーター、健康管理士、ジュニア野菜ソムリエ、発酵プロフェッショナルなど、さまざまな資格を取得。現在は妊活マイスター講師、分子栄養学カウンセラーとして不定愁訴に悩む方へのサポートを務め、会社経営など実業家としても活動する。
取材・文/齋田多恵 写真提供/川村ひかる