午前3時半起き、職場で筋トレ…ママさんアスリートの一日とは?

── 現在は働きながら子育て、競技を両立されていますが、どんなスケジュールで動いているのでしょう?

 

立石さん:仕事がある平日は午前3時半に起きて、まず息子の朝ごはんと自分のお弁当を作ります。まかないはあるのですが、体重管理をしているので自分で用意しているんです。5時頃までにご飯の作り置きや保育園の準備を終わらせて、そこから1時間半くらいトレーニングしに行きます。今は実家で暮らしているので、両親が息子にご飯を食べさせてくれるんです。父が息子を保育園に送ってくれるので、練習から戻ったら急いで自分の朝ごはんを済ませて、息子を着替えさせて見送り、すぐに出勤しています。

 

基本的に朝しか走ることはできないので、1時間のお昼休みのうち30分は補強トレーニングに充てています。同僚がご飯を食べている間、私だけヨガマットを敷いて筋トレやストレッチをしていて(笑)。退勤して保育園にお迎えに行ったら、夕食を作ってお風呂に入れて…とあっという間に一日が終わってしまいますね。

 

── なかなかハードな一日ですね…!世界シリーズ戦で各国を転戦する間は、ご両親に息子さんを預けているのでしょうか?

 

立石さん:元々は息子が生まれたら、国内戦を中心にして、海外戦は数年に1回くらいでいいかなと思っていました。でも、離婚するタイミングで両親が「面倒を見るから実家で一緒に暮らそう」と言ってくれて。競技についても「あなたの好きなようにやりなさい。海外に行きたいのなら諦めなくていい」とかなり理解があったんです。両親の言葉でガラリと考えが変わって「じゃあ挑戦してみようかな」って。

 

あと、保育園の協力もかなり大きいですね。仕事のときはもちろんですが、練習や遠征のときも快く引き受けてくださるし、大会で優勝したら「おめでとう」という張り紙まで用意してくれて。皆さんの支えがあるからこそ、ママさんアスリートとして競技を続けられているなと感じています。

息子さんの保育園に飾られた世界ランキング3位&日本女子1位を祝うメッセージ